【成瀬功のフォトレッスン〜初級編①】秘技、コンデジ乱れ打ち!

PHOTOGRAPH(写真)

皆さんこんにちは。成瀬です。

これから長きにわたって「成瀬功のフォトレッスン」を進めてまいりますが、前回お伝えした通り、私のレッスンを受けた結果として「綺麗な写真」が撮れるようになるとは期待しないでください。というと語弊もありますが、繰り返すと、あなたの撮影意図が「伝わる写真」を求めてまいりますので、必ずしも綺麗な写真が正解ではないということです。歪(いびつ)な写真でも、意図がはっきり伝われば、それは正解なのですから。

私のフォトレッスンでは、デジタルから入る方も、フィルムをやりたい、という方もそれぞれいらっしゃいます。昨今、フィルムは非常に高価です。プリントも一苦労です。ですので、まず写真を学びたいという方にフィルムで撮りたいという要望があったとしても、私はまずデジカメをお貸しします。それも、一番簡単なコンデジです。

できればズームなどない単焦点固定のコンデジがいいですね。その理由は、「自分が動いて撮る」という所作を身につけてほしいからです。腰を曲げたり、膝を折ったりしながら、自分なりのアングルを自分で作る、というのは写真の基礎の基礎です。そしてコンデジをお渡しする理由は、とにかく出来不出来を気にせず思いのままにシャッターを切る、枚数を撮る、ということを実践するのにコンデジが最も適しているからです。

なぜシャッターを切ることを優先するのか、というのは、写真を学びたい、という希望はあっても、どういう写真を撮っていいのか分からない方がほとんどだからです。ご自身の写真における嗜好というのがわからないのです。それに気づかせてくれるのが、コンデジ乱れ打ちです。最低でも100枚は撮ってほしい。そしてそれを一番安いサービス版でいいのでプリントしていただきたい。

それをずらっと並べると、次第にそれらの写真の共通点が見えてきます。そこが、その方の写真における着眼点となっているのです。それを知るのが、コンデジ乱れ打ちの真の目的です。ああ、私はこんなものに興味があったんだ、とご自分が知ることができますし、教える方としても、この方の着眼点なら、こんな作家の写真と共感するだろう、とか、デジタルとフィルム、どっちが合っているか、とか、こんなカメラが合っているだろう、といったことが見えてきます。そこが、写真の道の入り口なのです。

迷わずシャッターを切ることにのみ専念する「コンデジ乱れ打ち」、皆さんも是非試されてください。ご自身の興味がどこにあるのかが、きっと見えてきますよ。

それでは、また次回まで。


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成瀬功

写真作家・一社)日本アート教育振興会 Art life press フォトチーム所属 <Profile> 19歳で単身渡米。テキサスの州立大学に入学。芸術学...

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