2人の新米写真家のお話

こんにちは。
日本アート教育振興会の
三尾洋介(みお ようすけ)です。
今日は、
2人の新米写真家のお話
です。
少し前、
ある2人の写真家が
写真家として
自分の作品を売って
食べていこうと
会社をやめ独立しました。
この2人の写真家は
とてもよく似ていました。
2人とも30代後半。
1人で写真家として独立。
どちらも勉強熱心で
技術を磨くために
たくさんの書籍を読みあさり
セミナーにも積極的に参加していました。
どちらも
良い作品を撮るために
カメラは肌身離さず隙さえあれば撮影。
写真で世界を変えたいという
熱い思いから独立。
成功のためには努力を惜しまず
1人でも多くの人を感動させるため
一生懸命撮影をしていました。
そして、3年後、
この2人の写真家は、
まだよく似た生活を送り、
活動、仕事にも
真剣に取り組み続けていました。
でも、違いもありました。
一人の写真家は
撮った作品を売るのに
苦労し続けていました。
買ってくれるお客さんがいたとしても、
半年に一回。
必死に写真のクオリティを上げるも
結局は買う人は増えず。
リピートもしてくれない。
そんなことを繰り返していくうちに
新規のお客さんが買ってくれたときにも、、、
「このお客さんのあとは、
だれも買ってくれないんじゃないか・・・」
「このお客さんも一回きりなんじゃないか・・・」
と常に不安が頭をよぎるように
なってしまったんです。
なので、頭の中はいつも
「なんでみんなわかってくれないんだろう・・・」
「もしかしたら自分には才能がないのではないだろうか・・・」
「どうやって食べていけばいいんだろう・・・」
「別の定職をまた探さなければいけないんだろうか・・・」
ということばかり。
しかし、もう一人の写真家は
自分一人ではもう回らないほど、
お客さんが購入していました。
既存のお客様からの
作品制作、撮影などの依頼だけで
スケジュールはビッシリ。
独立当初から比べると
作品単価、依頼単価をアップしているのに、
新規のお客さんを断らないといけない、、、
そのくらい依頼がある、、、
そんな状況でした。
何がこんなにも、
大きな違いを生んだんでしょうか?
1人の写真家が
ずばぬけた撮影スキルをもっていて、
もう1人の写真家の撮影スキルが
貧弱だったわけでもありません。
1人の写真家が
有名な写真家になっていき、
もう1人の写真家が、
地味なタイプだったわけでもありません。
その違いを生んだ最大の理由、
それは、、、
販売戦略があったかどうかの違いにありました。
うまくいっていた写真家は
初めから作品を販売する方法を考えました。
作品のクオリティを高くすれば、
それを分かる人がいつか買ってくれる。
そう考えるのではなく、
対象となりそうな見込み客を特定し、
ブログで自分の写真家としてのストーリーを発信し、
SNSでたくさんの人とコミュニケーションをとり、
その人達がいそうなイベントにもでかけていき、
海外の人達ともつたない英語で発信、対話をしたりして、
写真家として、人間としての
魅力、パーソナリティなどを発信しました。
そしてそれに共感したり、
興味のあるお客さんを集めていました。
その興味を持ってくれたお客さんに
クロージングとして、
最終的に自作のセールスサイトをみせたり、
セールスメッセージを送ることで
販売まで繋げていました。
お客さんは
ただ展覧会で見て良かったから買ったのではなく、
写真家として、そして人間としての魅力、価値を
事前に知っていたから
その人とその人の作品にも価値を感じて
問い合わせをくれていました。
そしてそのタイミングで
自然なセールスをしたことで、
お客さんはお金をだして
作品を購入してくれていたのです。
一方の写真家のほうは、
作品のクオリティを高くすれば、
それを分かる人がいつか買ってくれる。
写真家がセールスなんてするもんじゃない。
そう考えていたため、
販売する方法を考えたり、セールス活動は、
一切していませんでした。
そのため、
良い写真だと思ったお客さんが
問合せまではくれても
購入まではつながりませんでした。
無名の写真家の作品自体の価値だけでは
なかなかお金をだしてまで買ってくれる
お客さんはいなかったのです。
販売戦略をもっているか、
それを実行しているか、
それだけで
これほどまでに差が出ていたのでした。
一方は好きなことだけで生活ができるため
ハッピーな理想のライフスタイルを送り、
一方は頑張っているけど売れないと悩む。
この物語から大きな学びがある、、、
そうおもいませんか?
自分の写真作品を売りたい写真家であっても
自分の絵を売りたい画家であっても
同じことがいえます。
商業カメラマンや
なにかしらの教室の講師なら
なおさら販売戦略は重要です。
もちろん、正解はありません。
もちろん、
どちらをやらなければいけない
という事もありません。
ただ、あなたがどの道を選びたいか、
ただ、それだけです。
あなた自身が納得する道を選べたら
一番幸せですよね。
だって、あなたの人生は、
あなたのものなのだから。
三尾洋介
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