写真を仕事にして稼ぐ方法ってある?

PHOTOGRAPH(写真)

From:三尾洋介

最近、

カメラマンになって稼ごう!
こんな記事をネットでよく見かけます。

きっと、カメラマンを仕事にして稼ごう、
そういった方も今後たくさん出てこられるかと思います。

では、その方々がみなさんカメラマンとして世に出て
みんながみんな仕事になり、稼げるでしょうか?

もちろん稼げる人もいれば、

稼げない人もでてきます。

私の予想は、

かなりの方が、みなさん同じ方向に向かい、

限られた枠を奪い合う状況になっていくのではないか、

そう予想しています。

もしも日本だけで活動するならですが。

カメラマンを目指すほとんどの方は、
企業や個人などから「撮影の受注」をとって稼ごうとするのではないでしょうか。

でも、

みんながそれを考えるのなら、いずれそこはお客さんの奪い合いになります。

そうすると、どうなるかというと、

写真が上手かどうか、
きっちりやってくれるかどうか、
依頼した通りの写真を撮ってくれるかどうか、

ということはクオリティ、サービスとしてはあたりまえになっていき、
最終的には、価格競争になっていきます。

結局、どのカメラマンがコスパがいいのかと。

値段で判断されるということは、周りのカメラマンが安くだしているなら、
じぶんはそれ以下の値段にしなければならない。

そうすると、短期的には多少いいかもしれませんが、
長期的にはビジネスとしては成り立たなくなっていき、辞めることになってしまいます。

それではせっかく始めたことが無駄になってしまいます。

では、どうしたらいいのか。

一番良いのは、みんなが進む方向とは違う明後日の方向に進むのが良いかなと思いますが、
それはそれで高度だから難しい。

であれば、

私の提案は、

「あなたを選ぶ意味をつくる」

ということです。

言い換えると、

「お客様があなたをカメラマンとして選ぶ必要性をつくる」

ということです。

お客様は、他のカメラマンではなく、

「あなたに依頼したほうがいい理由」
「なぜ、あなたに依頼する必要があるのか」

を知りたがっています。

この

「あなただから」

を明確にするということです。

そのためには、

「なぜ」

を明確にし、それをしっかりと伝えていくといいと思います。

「なぜ、私は家族写真を撮るのか」

「なぜ、私は商品写真を撮る仕事をしようと思ったのか」

「なんのきっかけから、私はこのカメラマンの仕事をしているのか」

「なんのために、私はこのカメラマンの仕事をしているのか」

「だれのために、私はこのカメラマンの仕事をしているのか」

まずは、こういったことを伝えてから、

「自分はこれこれの写真を撮ります」ということを伝えていくことで、

「●●の写真を撮ります」と同じようにサービスを出している
他のカメラマンとの違いが見せられます。

つまり、

「あなたの仕事やサービスに対する想いに共感するお客様」が

あなたに

「依頼する意味」を感じ、

「あなたでなければならない」と感じてくれ、

依頼に繋がります。

その場合、価格ではなく、意味に共感して下さっているので、
他のカメラマンよりも多少値段が高くても価値を感じてくれ、依頼につながります。

たとえば、

「家族写真はお任せください。」

「ご自宅までうかがい、ご家族の最高の笑顔を撮らせていただきます。」

「お気軽にお問合せ下さい。」

といわれると、
それなりに、「いいかもなー」とおもうけれど、

でも、それだったら安いところをもっと探してみようかな、

とおもったりしませんか?

他のカメラマンも同じような事は言っているので、
お客様は価格で比べようということになる。

一方で、

「私はフォトジャーナリストとして内戦をしている地にいったことがあります。
そこでは、家族が笑顔で安心して食卓を囲み楽しくご飯を食べることさえままなりません。

そこで私は、家族がなにげないひと時を一緒に過ごすことは、
なんとありがたいことかということを思い知らされました。」

「そのとき私は決意しました。

家族の幸せな一瞬を写真で切り取りたい。
そして、少しでも多くの幸せな瞬間を世の中に残したい。

そう思い活動を始めました。」

「あなたの家族の最高の一瞬を撮らせていただきます。」

「お気軽にお問合せ下さい。」

こう言われたらどうでしょうか?

最初のカメラマンとくらべて、
このカメラマンに依頼してみたくなりませんか?

あなたが撮影をする「意味」を考えてみてください。

「あなただから」という必要性を探してみてください。

もちろん、本心や実際のことをつたえることは大前提になります。

でも、上の例のような高邁なことでなくても、構いません。

あなたは、

「どんなきっかけで撮影をしようとおもったのでしょうか」

「だれの何のために撮影の仕事をしようとおもったのでしょうか」

自分自身と対話をしてみると、あなただけのコンセプトが出てくるかも知れません。

そして、同時にあなたの「生きがい」を見つけられるかもしれません。

なにより、稼ぐことばかり追いかけるよりも、生きがいを感じることを仕事にでき、
「心からのありがとう」と一緒にあとからついてくる収入もいただけるなんて最高だとおもいませんか。

あなたはどんなカメラマンになりますか?

三尾洋介

1977年生まれ、飛騨高山出身。一般社団法人日本アート教育振興会代表。 人々が自由になるための学習環境デザイン、研究をしている。 また、アート・文化と感情を...

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