フォトショップは最高の隠し味

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PHOTOGRAPH(写真)
フィルムカメラ時代「撮って出し」という、撮影したものをそのまま納品するのが主流でした。

フィルムカメラで出来る補正は、プリントする前の明るさとCMY(シアン・マゼンタ・イエロー)の量を調整するくらいだったと思います。

現代ではフォトショップを用いて、撮影した画像を加工してから作品に仕上げることがレギュラーになりました。

撮影したままの状態で色味や明るさが問題なければ、無理にフォトショップを使用する必要はないと思いますが、あと一味!と思うのであれば、フォトショップで色々試してみましょう。

フォトショップは、表現したい思いを形にしてくれるとても有能なツールです。
撮影したはいいけど、もっとここの色を出したかった、ここのハイライト・シャドウをなんとかしたいなど…撮影後の思いに寄り添えるツールです。

フィルムカメラから写真を愛してる人は、フォトショップを使うことに抵抗がある人はいるかもしれません。
さらにこだわる人ですと、フォトショップを使用した写真は写真ではないと言う人もいるかも…

しかし私は、フォトショップを使えるなら大いに使うべきだと思います。
フォトショップを利用していい写真になるならどんどん使用すべきです。

撮影だけではどうしても補えない光の補正、場所によって歪みが出た画像の補正など…直して写真がよくなるならフォトショップを使っていきましょう。

フォトショップは写真の良さを無限に引き出すツールです。
トーンカーブで明るさを補正、色相彩度で色合いを変えなど、撮影した写真の魅力をフォトショップで引き出しましょう。

しかし!

撮影に失敗した画像をなんとかしようと、フォトショップを使用しても画像処理の沼にはまるだけです。
例えば白く飛んでしまった画像の色を元通りにしたいとフォトショップを使用しても、白く飛んだ部分には色のデータがありません。
このような画像をいくら処理しても補正をすることはできません。
また、真っ黒に潰れた画像の色を補正するという場合も、無理やり色を再現するので画質が荒くなっていき、最終的には一番最初の色味の方がよかった…となりうることがあります。
タイトルにも書きましたが、フォトショップは隠し味という認識がベターだと考えます。
主役をより引き立てる存在がフォトショップです。
なんでも出来る万能ソフトというイメージがあるかと思いますが、出来ないことがあるのもしっかり覚えておきましょう。
ワンポイント補って、写真の魅力をぐんと引き出していきましょう。

大野愛

プロカメラマン・一社)日本アート教育振興会 Art life press フォトチーム所属 <Profile> 1986年生まれ。 日本写真芸術専門学校夜間...

プロフィール

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