違うジャンルのものを取り入れる?

From:三尾洋介
アンリ・カルティエ=ブレッソン
(敬称略)
をご存じですか?
写真が好きな方は、
アンリ・カルティエ=ブレッソン
という写真家をご存じかと思います。
アンリ・カルティエ=ブレッソンは20世紀を代表する写真家で、撮影手法は数多くの写真家に影響を与えています。
撮影でよく使われる言葉である「決定的瞬間」は、
1952年に出版された「THE DECISIVE MOMENT」が由来であるとされ、
後世に与えた影響は計り知れないものがあります。
絵画からヒントを得て、写真の構図に活かす
若い頃に絵画を勉強していたブレッソンは、
絵画でよく使われる構図「黄金分割」を写真の世界に取り込んだことで有名です。
絵画の世界では、絵を逆さにして構図の良し悪しを確認したりしますが、
撮影した写真を逆さにしてチェックしていたことから、いかに構図を重要視していたかが分かります。
ブレッソンは、シャッターチャンスにもこだわりを持っており、
あるものを瞬時に捉えてシャッターを切る感覚は、獲物を捕らえる射撃と同じであると考えていました。
若いころにアフリカで狩猟生活をおくっており、
銃を使って獲物を狩猟していた経験が起因とされています。
「たった一枚の写真が、それ自体で物語の全体となる」
とブレッソンが述べていることからも、
歴史絵画で用いられている手法の一つである、
物語の現在、過去、未来を凝縮して描く方法を写真撮影に取り入れていたことが読み取れます。
ブレッソンの「決定的瞬間」に収められた写真の中で
最も有名な
「サン=ラザール駅裏」
という作品があります。
(ご存じない方はネット検索するとすぐにでてきますのでみてみてくださいね。)
「サン=ラザール駅裏」は、
男性の足が水たまりに設置しそうな瞬間を捉えた写真ですが、
奥の方にあるポスターと男性のポーズが相似形になっていることや、
水たまりに映ったポーズがさらなる相似形を成していることが分かります。
写真の手前には、輪の切れ端のようなものと水の波紋が円弧の相似形を作り、
男性の歩幅と屋根が三角形の相似をなしていることから「サン=ラザール駅裏」を見れば見るほど、構図の面白さを発見することが可能です。
自然な瞬間を狙うため気配を消し、
カメラが目立たないように小型のライカを手のひらに収めながら、
いつ撮影しているかが分からないように周囲に溶け込みながら撮ることで、リアリティを追求しています。
レンズは50mmを使用、
絞りやシャッター速度、
ピント位置はほぼ固定であったことから、
構図とシャッターチャンスを重要視し、
どのポジションからいつのタイミングでシャッターを押すかに集中していたことが読み取れます。
重要でない要素を限りなくそぎ落とし、
より完璧な構図から決定的なタイミングで撮影しています。
真似して撮影してみたくなりますね。
他のジャンルからヒントを得る
このようにブレッソンから、
構図とシャッターチャンスが大切だという事が学び取れますが、
実は、それらと同じくらい、学びとして重要な事があるように思います。
それは、
他のジャンルからヒントを得て
自分の作品に活かすこと
ブレッソンは絵画の手法を写真に取り入れていました。
私達にとってもいい作品を作るヒントになる気がしませんか。
あなたも
写真を写真の業界から学ぶのはもちろんですが、
他のジャンルや業界、あなたのやってきたことなど、、、
そこからヒントを得て、
作品に活かすと、
より違った深みのある
新たな面白い作品ができるかもしれません。
あなたなら、何をとりいれてみますか。。。
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